2016.05.10 (Tue)
ニューメキシコ、アルバカーキへ!

週末、小旅行に出かけました!
行き先は、ニューメキシコ州のサンタフェです。
ロサンゼルスからは飛行機で1時間半弱です。
アートの街として知られ(日本では宮沢りえですね^^)、アドビ建築も有名なところです。
空港はニューメキシコ最大の都市、アルバカーキ空港の利用です!
この空港、週末だというのに全然人がいなくて、ロサンゼルス空港の混雑はなんだったのか??って感じでした。
白人がほとんどでアジア人は全然見かけませんでした。
みんなとてもフレンドリーで優しい印象でした。
ごみごみしていないから、みんな気持ちに余裕があるのでしょうか?!

到着してすぐに腹ごしらえです。
University of New Mexicoの近くの、The Grove Cafe & Marketというお店で、私はグリルドチーズに野菜が入ったのを食べました。これがとーーーっても美味しかったです。チーズがリコッタも入っていて、それが絶妙の食感でした。

デザートはパッションフルーツのカップケーキ


一息ついたところで、サンタフェに向かって出発です!

ニューメキシコ最大の都市といっても、そんなに大きくはなく、すぐにのどかな景色になりました。

アルバカーキからサンタフェまでは車で1時間ほど。
まっすぐな道を進んでいきます。
これから少しサンタフェ旅行記になりますが、お付き合いくださいませ~。。。
2016.05.11 (Wed)
Canyon Road歩き

サンタフェの観光の中心地はとても小さくて、歩いて全部見て回れます。
このキャニオンロードも中心地から歩いていけます。

この道はギャラリーがたくさん並んでいて、中に入ってみるのももちろん面白いのですが、道をお散歩するだけでとても楽しいです。




可愛いレストランもいくつかありました。


サンタフェと言えば、土壁のアドビ建築と、ターコイズブルーのドアです。
素敵なお家やお店が並んでいました。

あとはこの奇跡の階段。
今は手すりがついているのですが、できたときはこんな感じで、宙に浮いているみたいになっていたそう。

教会の中にあります。

そして、アメリカ最古の教会も有名だそう。
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建国より遥か前の1607年に創設された長い歴史を持つ都市で、アメリカ合衆国に現存する都市としてはフロリダ州のセントオーガスティン(1565年創設)に次いで古い。「アメリカの宝石」と呼ばれ、歴史的な街並みや建築物を残し、独特の食文化を持つ観光都市として栄えている。また、同市は芸術家が多く住み、美術品にあふれ、音楽祭や工芸祭が開かれる、芸術の町としても知られている。
Wikipediaより
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さらに海抜2100メートルと、結構高地にあります。
ちょっと階段登っただけで、くらっとしたのは、標高が高いせい??
1日の気温差も結構あって、朝と夜は結構寒かったです。風も強かった〜。
2016.05.12 (Thu)
チリが辛い!

ニューメキシコはチリも名産だそう。
軒下にチリをぶら下げたりして、可愛い。

メキシコ料理で一番有名というThe Shedというレストランに行きました。
が、土曜だったせいもあり1時間40分待ち。。。
バーでマルガリータとチップス&サルサ&グアカモレを買ってきて、テラスでWarriors Gameを見たりしていたら、結構あっという間でした。

コーンチャウダー。
と、地ビール。

ひき肉エンチラーダに、チキンタコスのプレート。
チリはレッドかグリーンか選べます。
半分ずつにしたい場合は、「クリスマス」と言えばいいそうです

これが美味しいんだけど、辛かった〜〜〜。
緑のほうはまだ食べられるけれど、赤は強烈です。
辛いのが好きな人にはたまらないと思います。
味は美味しかったです!!
カリフォルニアのメキシカンレストランとは辛さが倍以上違いました。

本当はこのFrito Pieも食べてみたかったのですが、残念ながらやっていませんでした。。。
お菓子のFritoスナックに、チリがかかっているだけみたいなのですが、ジャンクな感じがそそるよね〜。
「ニューメキシコ」という響きから、勝手にサンタフェはメキシカンな想像をしていたけど、違いました。
スペイン人達が作った街ということもあり、スペインなどヨーロッパっぽい雰囲気もありました。あとは、近くのネイティブアメリカンの文化もあります。アメリカ最古の教会があったり、アメリカにしては珍しく歴史のある街です。
歴史を少しおさらいしてから行くと、街の見え方がまた違ってくると思います!
2016.05.13 (Fri)
Chimayoで奇跡の砂と、織物に出会う!

サンタフェから車で30分ほどのところにChimayoという街があります。
山の中にある小さな街です。

ここの教会は奇跡を起こすことで有名だそうです。
そして、私たちにもこの旅で不思議なことが起こりました!!!
そのことはまた後日。。。

この教会のむかって左のところに扉があり、中に入ると奇跡の砂が湧いて出てくる場所があります。
なんでもこの砂を悪いところにつけると治るんだとか。
この教会の周りはまるでドラクエの村みたいになっています。
私たちも砂のありかを求めてうろうろしましたが、最終的には優しい村人が教えてくれましたヽ(´∀`)ノ
ギフトショップで砂をいれる入れ物も買えます。持参してもいいみたいです。
砂は誰でも自由に好きなだけ持って帰れます。
私も少し持って帰りました。
ネビュラに何かあったときのために。。。
ネビュラの大好きな砂場スポットがあるのですが、そこに撒こうと思っています。

馬もいました。

次に訪れたのはChimayoの織物(オルテガ織り)の工房「Centinela」。
一見ちょっと入りづらい雰囲気なのですが、入ってよかった〜〜〜!
入った瞬間、独特の匂いがしますが、それは糸を染める時にいろんな自然のものを使っているからかと思います。
私が買ったのも「玉ねぎの皮」「花」などで染められたものでした。

どれも本当に素敵で、興奮しました。
興奮しすぎて頭が痛くなった。
というのもサンタフェはもともと標高がかなり高いらしいので、無理な運動は禁物らしいです。
値段もお手頃なものもありました。
ここは15人ほどの織物作家の人たちが集まって販売しているそうです。
とても素敵なお土産が見つかると思いますよ!!
Chimayo Weavings by Centinela Etsy
Centinela Traditional Arts
946 State Road 76, Chimayo, NM 87522

ちょうどお店にいるときに、ひどい雹が降りました。
あっという間に積もりました。
山の天気は変わりやすいといいますが、まさに!でした。
2016.05.14 (Sat)
世界遺産タオスプエブロへ

Chimayoから車で1時間ほどさらに山に入ったところに、Taosの街があります。
ここのダウンタウンもギャラリーなど並んでいて素敵でした。
時間があったらここも立ち寄りたかったです。
ダウンタウンをすぎるとタオスプエブロがあります。
タオスというインディアンたちの集落です。
ここは世界遺産になっています。

1000年以上前から残るアドビ造りのおうち。
昔は側面の窓やドアはなく、天井に入り口があったそうです。
それも敵の侵略から身を守るためだったそうです。

無料のツアーがあるので(20分くらい。英語のみ)参加するか、もしくはタオスプエブロについてしっかり予習していったほうが、歴史を感じることができ、より興味深いものになると思います。

ここの名物だというFry Bread(5ドル)を食べました。揚げパンみたいなもので、はちみつとシナモンシュガーや粉砂糖をかけて食べました。注文してから揚げてくれるので、熱々でした。

ここでまだ、5〜7家族が暮らしているそうです。
水や電気はないそうです。
そのため、どんどん村の外に移住してしまっているようですが、祭りや行事があるときなどはみんなここに集まってくるみたいです。
よく目にする「Pueblo」という言葉ですが、「集落」「村」という意味です。一口にインディアンといっても、たくさんの部族があります。
ニューメキシコには19のプエブロがあります。
一番大きいのはZuniというプエブロで、今でも1万人いるそうです!
インディアンの生活もすっかり西洋化されていますが、言葉や文化を後代にも伝えようと努力されています。
この辺のインディアンの主な食事はとうもろこし、豆、瓜類で、この3つはとても大事なものとされています。
インディアンが伝えるおとぎ話には度々この3つが出てきます。
かつて、スペイン人たちと戦ったときの様子や他の部族との抗争、アメリカ政府との戦いなどは、かなり残虐なものもありますが、どうやってこの土地を守り抜いたのか、歴史を知ると感慨深いです。
タオスプエブロは後ろに山があり、きれいな小川が流れ、時が止まったようで素敵な場所でした。
小川の先にはBlue Lakeという湖があり、そこからきれいなお水が流れていて、飲んでも大丈夫なくらいきれいだそうです(毎月水質検査しているそう)。一時はアメリカ政府が湖らへんの土地を取り上げたそうですが(そのせいで、一瞬水が汚れた)、無事取り戻せたそうです。
さて、ここからまたサンタフェに戻ります。車で1時間半くらいだったでしょうか。

泊まったホテルのライブラリーがとっても可愛かったです。

お部屋のデコレーションも可愛い。
どこでこの魚のお皿が手に入るか本気で知りたい。。。

ホテルのレストランでの食事。
創作料理で、どれも美味しかったです!!

ホテルのインテリアがとっても気に入りました。
全部真似したい^^
私は大学の時に人類学を専攻しましたが、ネイティブアメリカンの文化もたくさんクラスをとりました。その中でも、彼らのアートにとーーーーっても惹かれました。
特にPottery(焼き物)が大好きです。
彼らの伝統や信じる世界観など、とても面白かったです。
もうだいぶ忘れてしまっていたけど、今回の旅で少し思い出しました。
2016.05.15 (Sun)
Indian Pueblo Cultural Center

PASQUAL’Sというレストランで朝ごはん♪
フエボスランチェロスに牛肉が入ったのを食べたけど、美味しかった〜〜〜(* ´ ▽ ` *)
ポレンタやメキシカンホットチョコレートも美味しかったです。
その後、ホテルをチェックアウトし、アルバカーキへ戻りました。


アルバカーキに戻って、インディアンプエブロカルチャーセンターに行きました。
はっきり言ってインディアンに興味がない人は楽しくないかも。。。
昨日のTaosプエブロもそう。
インディアンに興味がなかったら、ちょっと寂しい世界遺産に感じてしまうかも。
私は今回は「文化・歴史・アートが感じられる旅をしたい!」というのがテーマだったので、ここでは大好きなインディアンの焼き物がたくさん見れたし、大満足でした。
そして、ここで、この旅の奇跡が起きるのです!
タオスプエブロのツアーには私たちとあと2組の老夫婦が参加していて、写真を撮ってほしいとお願いされたので、なんとなく覚えていました。
するとその日の夜、サンタフェの街を歩いていたら、声をかけられたのです!
こんな所で再会するなんて、すごいね~と少し立ち話をしました。
奥さんのほうが、どうやらDNAテストをした結果、いとこなどがこの土地に住んでいたことがわかり、サンタフェ近辺を旅しているというのです。奥さんは小さいときに養子にでたので、生みの親を知らずに育ったけれど、最近自分のルーツが知りたくなって、調べているようでした。
そして、またこのカルチャーセンターでその老夫婦に出会ったのです!!
短い旅の中で、3度も遭遇するなんて(しかも3カ所ともかなり遠いです)すごくないですか?
同じ場所に同じ時間にいることは奇跡ですよね~!
3度目会った時はなんか鳥肌がたちました。
このカルチャーセンターなんて、すごく小さくて、訪問客もほとんどいなかったし。。。
この旅でびっくりした出来事でした!!

アルバカーキ空港は本当にのんびりした場所でした。
展望デッキには誰もおらず、でもベッドにもなりそうなくらいのカウチが並んでいて、出発までの時間をゆっくりYouTubeを見ながら過ごすことができました(帰りの飛行機が40分遅れた)。
初めての、ニューメキシコ州でしたが、すごく良いところでした!!
2016.05.16 (Mon)
ハンドメイドなお土産

Santa Feの旅日記の最後はお土産を。
旅先で買い物ってあんまりしないのですが、今回はインディアンテーマということで少しだけ買っちゃいました。
Chimayo織の敷物。
糸を染めるための原料は全て自然のものだそうです。
ベージュのところは「玉ねぎの皮」だって!
お店の人は集中すれば、このサイズは1時間で織れるって言ってたな。
でも糸を染めたりするのはもっと時間も手間もかかっていると思う。

リビングのテーブルのセンターピースしました。
真ん中のデザインが隠れてちょっと残念なんだけど、他に置くところがない><
Centinela Traditional Arts
946 State Road 76, Chimayo, NM 87522

Acomaプエブロの焼き物(右下)。
AcomaプエブロはSky City(天空の街)とも言われています。名前が素敵

写真を見てとても行きたくなりました。
しかも、ここの焼き物のデザインが超好み。
↓みたいなところです。写真はWikipediaからお借りしました。

この高台にプエブロを作っています。
アルバカーキから車で1時間くらいだそうです。
機会があればぜひ行ってみたいです。
ホワイトサンズとかカールスバッドとか、ニューメキシコはいつかまた戻ってこないといけないと思う!!

Taosプエブロの中のお土産やさんで買ったドリームキャッチャー。
悪夢をフィルターして、良い夢だけが真ん中の穴から入ってくるっていうしくみ。

ちっちゃいお土産用コースターサイズの織物もゲットしました。
ひとつはマルの骨壷置きに。
奇跡の砂も飾ってみたけど、ちょっと遅すぎたね。

壁の飾りのレイアウトを変更中。
大好きなものだけが、毎日目に入る場所にあることは幸せだ〜。
ライオン以外は全部手作りです(私がじゃないけど^^)。
最近、手縫いとか手書きとか手織りとか、手作りにとても惹かれます。
今回の旅のお土産は気がつけば全部「ハンドメイド」でした。
今回のお土産じゃないけど、右下のたんぽぽの刺繍、すごーく気に入っています^^
以上、サンタフェ旅行記でした
