2015.10.27 (Tue)
食欲があるマル
13.0 lb (=5.9 kg)。
20日ぶりに測ったら、200gだけど増えてました。
これからどんどん減る一方かなと思っていたので、びっくりです。
私がいない間もだんなさんがちゃんと面倒みてくれていました。
太った理由は、多い日は1日3個の缶詰(小)を食べるようになったからかもしれません。
マルの好きな缶詰を水と一緒にブレンダーにかけ(缶詰2:水1の割合)、とろとろの流動食にすると、残さず食べてくれます。今まで食べる量が減っていたのは、かたまりがあると食べづらかったからなのかもしれません。ごめんね
もう大きな塊は食べられないのですが、このスープ状のご飯が気に入っているようで、食いつきもいいです。
マルにも日本からのお土産です
アメリカにも液状おやつがあればいいのに。。。
100均のシャンプーハットとマジックテープでエリザベスカラーができる、ということだったので買ってみました。
今日は血はそんなに出ていないのですが、口のはじから少し目に見える範囲で壊死が始まってきたみたいです。よだれや血などがもっとひどくなってきたら、エリザベスカラーが登場しなくてはいけなくなるかもと思って、用意してみました。
行動はいつも通りで、よくお散歩に行きます。
そしてよく甘えて、よく食べて、よく寝ます。
顔を見ると「にゃ」と小さく鳴いてくれます。
いつも通りのマルです。
今回の日本帰省では祖母の一周忌に出ることができました。
ばーちゃんに、「マルがそっちにいったらよろしくね」と伝えておきました。
ばーちゃんが猫が好きだったかは知らないけれど。。。
看護師をやっている叔母が、「動物も、植物が枯れるように死んでいくのが一番きつくない」と言っていました。
水分も栄養も取らなくなって、枯れていき、やがて命がつきる。。。
もう必要以上にマルに過保護になったり、延命治療をしたりするのはやめます。
マルが食べたいときに、食べたいだけごはんを与え、
マルがやりたいように、自由にさせてあげようと思います。
マルががんになってしまったのも天命だと思い、マルにお迎えがくるそのときまで、私もお世話がんばるから、マルもあと少し頑張ろうね!!
2015.11.16 (Mon)
やっぱり太ってた
20日ぶりに測ったら、やっぱり太っていました。
よく食べるもんな~、最近。
13.6 lb = 6.2 kg
よだれがね~、くっさいの・・・
動物病院の先生も言ってたな。
これからどんどん臭くなるって。
常に右目から涙がでていますが、拭くとうっすらピンク色。
血か何かが混ざっているのかな?
週末はバーガー&オレオシェークでアメリカの良さを再確認したり
いびつなシナモンロールができあがったり、
すごい色の夕暮れを見たりしてゆっくり過ごしました。
今日は風が強くて寒いです!
久しぶりにセーターを出して着たら、猫の毛だらけ~。
チビがこっそり布団代わりに寝ちゃっていたみたい
2015.12.06 (Sun)
最近のマル
12.6 lb. = 5.7kg
扁平上皮癌と診断されてから4ヶ月が経ちました。
一時はもうダメかと思ったけど、なんとか今は持ち直しています。
最近はよだれが透明でさらさらしています。
ちょっと前までは血と膿が混じってどろっとしていました。
食べるときに痛いようで、1回で食べられる量が減ってきているように思います。
その割に、スープを嫌がって固形のものを食べたがるので困ります。
マルのプライドというか意地なのでしょうか。
みんなと同じのが食べたい、
そんな風に見えます。
家にいる時間が増えて、お散歩にあまり行きたがりません。外に出しても早く帰ってきます。
あごの癌のところを触ってあげると喜びます。気持ち良さそうな顔をします。
こりこりしてて、骨が突き出たようにしています。
癌はバターみたいに柔らかいって、お医者さんは言ってたのに、マルの癌はこりこりです。
いつもどおり、うつむきがちなマル。
ネビュラはマルが頻繁にご飯をもらっているのをみているので、自分も欲しくてたまらないようで、もらえるまでしつこく鳴きます。
いつも通り、やんちゃでわがままで甘えん坊です。
マルと同い年ですが、元気です。
2015.12.19 (Sat)
マルの寝方
よだれがひどいのに、突っ伏して寝てるから、起きたら顔がずぶ濡れ。。。
いつでもマルはマイペースです^^
もうあんまり口が大きく開かないようです。
食べるときも、数回途中で「おぇーーーー」ってなります。
この前は、食べてすぐに抱っこしちゃって、全部吐かれました><
ごめんーーー。
食道や胃も弱ってきているのかなと思います。
ご飯の回数も減ってきていて、みるみる痩せてきていて、なでなですると背骨がゴツゴツしていて、悲しくなります。。。癌のでっぱりもここ数日でまた一段と大きくなった気がします。
マルの癌がわかった直後はすごく落ち込んだけど、今は前よりも落ち着いた気持ちでマルを見守ってあげられていると思います。
食べたくなかったら、もう無理強いはしないし、
一人でお外に散歩にいっても、必要以上に心配して探したりしません。
血が多い日も、パニックにはなりません。
不思議と落ち着いた気持ちで見守れます。
「マルなりに最期のときを迎える準備をしているんだね」
って思えます。
もちろんいなくなってしまうのは寂しいけど。
でも、どんな命だって限りがあるし、生まれたり、死んだりするのは、誰も抗えない自然の一部だって、思える余裕が出た。花が咲いて散っていくように、動物もいつかは散っていくのです。
私の場合、
・マルが少し回復してくれたこと
・日本に帰って少し距離をおいたこと
が私の気持ちの変化に大きく作用したような気がします。
マルがどんどんぐったりしてしまっていたら、それと一緒に私の気持ちも落ちていったと思うけど、マルは粘りを見せてくれました。それを見たら、私もしっかりしなくちゃと思って気持ちが少し強くなったと思います。
あとは日本に一時帰国して、マルと距離を置いたら、気分転換になりました。
ちゃんとその間だんなさんが世話してくれるとわかっていたし、毎日マルの様子を報告してもらって、写真や動画を見て安心することができました。
もしその間にマルが居なくなってしまったとしても、「マルは最期を私に見せたくなかったんだ」と自分に言い聞かせようと思っていました(でも予想外にその間に回復していたけど^^)。私がピリピリしていたのがマルにも伝わってたのかな。逆にマルも私と距離を置いて、ゆっくりできたのかも。。。
もし私が介護される側だったら、お世話してくれる人にもじゅうぶんな休みを取って欲しいと思うし、人生楽しんでほしいと思う!忘れられたら悲しいけど、でも絶対忘れないもんね。
あと、おばあちゃんの一周忌にでたときに、どなたかよくわかんない^^おばあちゃんから、「あなたのおばあちゃんにもお迎えがきてよかったね」って声をかけられて、「あ、最期を迎えることって、そんなにネガティブにばっかりとらえなくてもいいんだな」って気持ちがふっと軽くなったんです。死ぬことを恐れていない(投げやりな意味じゃなくてね)田舎のばあちゃんは最強。
そういえば、改築のときにお世話になったコントラクター(ニュージーランドの田舎出身の年配の方)も、「死ぬことは自然に還ることなんだよ」って笑ってたな。
物にあふれた世の中で生活していると、なんでも科学で解決できちゃいそうな幻想に包まれてしまうな。
いろんな考え方に出会えて、心が少し救われました^^
まだスリスリしてくれたり、上にのってきて一緒に寝ようとしたり、甘えてくれます。
この時間を大事に心に刻もうと思います!!
2016.01.07 (Thu)
1日1食になってきた
今日のマルの体重は10.4 lb. = 4.7 kg
だいぶ痩せました。全盛期の半分くらいです。
寒そうです。
最近は1日1食になってきました。
朝みんなと一緒にエサ場で待っていますが、ちょっと顔を近づけるだけで、食べません。
その後、部屋を移動して他の猫が入れなくしてから、マルの朝ごはんタイムです。
まずはお気に入りの缶詰の3/4くらいを少量の水と一緒にマジッブレットで撹拌し、とろとろにしておきます。
マルは缶詰のまま食べるのも好きなので、残っているぶんの匂いをかがせて、なめさせるところから始まります。
すんなりなめるときもあれば、すごーく時間がかかるときもあります。
缶のまま、うまく食べはじめてくれたら、そーーーっとさっきのとろとろにしたやつとすりかえます。ばれてない笑。
水はもう全く飲んでいないようなので、餌に水を混ぜたりしています。
最近はこの缶詰もよく食べます。Solid GoldのSardine & Tuna味。
あとはたまにフリスキーのパテもあげています。
ペットショップのお兄さんは、そんなのはジャンクでよくない、人間でいうとマクドナルドみたいなもの、と言っていたけど、マルはサーモン味のパテが好きで、食いつきもいいので、たまにあげています。
癌にはよくないことはわかっているけど、もうあと少しの命だったら、食べられるうちに食べたいものを食べさせてあげようと思いました。
人間だって、マクドナルドが体にいいことはないとわかっていても、食べたくなるもんね。
あまり食べなくなったマルにとっては、今はなんだっていいから口にしてくれたらうれしいです。
昨日はこちらは久しぶりの豪雨でした。
雷もなって、雨音もすごくて、びびりのネビュラは布団の中に隠れたりしていました。
雨がやんで落ちついたネビュラちゃん。
2016.01.28 (Thu)
洋服デビュー
マルは人間の6ヶ月の赤ちゃん用の肌着を袖を大きく切って、着ています。
体重が大幅に減って寒そうなので防寒対策と、
あとは、毛づくろいするとヨダレで毛が固まってしまい、それが抜け落ちて10円ハゲがところどころにできてしまっているので、よだれが体につかないようにする目的もあります。
アクティブな猫ちゃんだったら、たぶん自分で脱いじゃうと思うけど、マルは大人しく着せられています^^
ヨタヨタと歩く姿も可愛い^^
おじいちゃんなのに、赤ちゃんみたい。
数日ほど、食事の終わりがけのころに大量出血してしまっていたのですが、血が出るとすっきりするみたいで、いつもより食欲が増しています。
赤ちゃん服はTargetで。
3枚入りで7ドル。
2016.01.31 (Sun)
マルの様子
珍しく自分から日向ぼっこをしに行っていました。
マルがどこに行ったのか探しに行って、この姿をみると正直ひやっとします。。。
ご飯のたびに血が大量にでます。
食べている量より明らかに失っている栄養のほうが多い。。。
でも満腹になるまで食べたがって困ります。
足腰もずいぶん弱ったようで少しフラフラしています。
最近は食欲はあるようで、日に何度もエサ場までやってきて、ごはんをおねだりします。
いっぺんに食べられる量が少ないから、すぐにお腹が空くのかな。
イーストを変えてからかな〜。
食パンが前より美味しくなった気がします。
これはクルミとクランベリー入り。
これはアップルリングパン。リングじゃないけど。
2016.03.08 (Tue)
マル小屋
もういよいよかもしれません。
今日は足に力が入らないようで、ふらふらばたんっ!って何度も転んでいました。
ほとんど目が見えていないようで、さらに平衡感覚がおかしくなっているようです。
他の猫達にえさをあげてからマルにエサを用意しようと思って、少しの間だけ目を離したら、よろけて踏み台にぶつかってしまったらしく、血が出てしまいました。。。
それでも食欲だけは衰えません。
顔を振り回しながらスプーンに食らいついてきます。
ほとんど口には入らないのですが、しばらくすると満足してマル小屋に入っていきます。
先日ベッドのシーツを替える間に、どこかいってしまわないようにキャリヤーの中にいれて待っていてもらったら、ここがとても気に入ったらしく、寝るのはキャリヤーの中になりました。それから「マル小屋」と呼んでいます。ご飯やトイレがすむと自分でマル小屋の中に入っていく姿はとても可愛いです。
あと少しだよ、マル。
そしたら天国にいけるからね。いままで本当に立派だったよ!
誇らしく思っているからね。
マルの生命力がつきるまで、見守るからね!
2016.03.19 (Sat)
マル、ありがとう!
少し手足をビクッとさせて、あとは静かに眠るように息を引き取りました。
穏やかな最期でした。
最後の10日ほどでみるみる体に力が入らなくなり、死ぬ日の朝は体全体で息をしている感じで、おもらしをしていたのでシーツを変えてあげようと抱っこしたときに、体がぐにゃりとしていたので「あー、今日がもしかすると最後かな」と予感がしました。
猫の扁平上皮癌は本当に見ているのもつらく、顔が腫れ、最後は目も耳も鼻も口も崩れ始めていました。
体重は半分以下まで落ちたと思います。3分の1または4分の1位までなってしまったかもしれません。
あまりにもガリガリになり始めたころから計るのはやめました。
マルは元々が大きい猫だったので、体力もあり、8ヶ月も頑張ることができました。
天国にやっと行けてよかったね。
楽になれてよかったね。
本当によく頑張ったね。
亡くなった次の日に火葬場に連れて行って、本当に最後のお別れをしました。
もうこれでマルには会えません。
火葬場にマルを置いていくのがすごくかわいそうに思えました。1人にして寂しくないかなと。
いつまでも一緒にいてあげたかったです。
家に戻ると、まだあんまり実感がなく、ふらりとどこかからか出てきそうな気もします。
でもどこを探してもマルは家にはいなくて、いつもマルが寝ていた場所にいないのを見ると、本当に死んじゃったんだなと思います。介護は大変だったけど、もう一緒に寝たり、抱っこしたり、遊んだりできないと思うとさびしいです。
マルが癌だとわかってから毎日つけていた食事日記も16日に「もう食べない」と書いて、それが最後になりました。
エサ場の器もまだ4つのままです。
マルの元気だった頃の写真を見ると、笑顔になれます。
やっぱり一緒にいれて楽しかったから、マルは今でも笑顔にしてくれます。
たくさんの思い出をありがとう。我が家にきてくれて本当にありがとう。
大好きだったよ、マル
マルと出会えて、マルと一緒に10年以上も過ごすことができて、本当によかった!!
どうか安らかに眠ってね。
2016.03.22 (Tue)
マルがいなくなって・・・
火葬場の方がマルの足型をとっておいてくださりました。
やっぱり肉球も大きいな〜。
マルが着ていたシャツは切り取って額縁にいれてみました。
マルの勇姿を讃えて!
本当にマルはBRAVEだったと思う!!
これは骨壷。
さて、このふわふわがどう変身するか。
乞うご期待です!!
今から完成が楽しみで仕方ありません。
このことを考えると夜も眠れないくらいワクワクします。
マルがいなくなったあとに舞い降りてきた奇跡
マルがくれたプレゼントだと思っています。